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#かおる暮らし 09 /春へと移り変わる季節[前編]

春めく季節を精油で楽しむ

2月も中旬となりましたね。

今年は暖冬で《立春(りっしゅん)》を迎える前の1月にも春のような陽射しを感じる日がありました。
本来であれば2月3日頃の“節分”を節目に、翌日の《立春》から新しい季節の始まりを感じるようになります。

次に訪れる《雨水(うすい)》の時期は三寒四温、冬から春への移り変わりを感じさせる大切な節目です。
文字通り雪が雨に変わり、自然界に生命が芽吹き始める時期を示します。

そして虫が土から出ることを意味する《啓蟄(けいちつ)》を経て、春が訪れます。

この《立春》《雨水》《啓蟄》などは二十四節気と呼ばれ、1年を24等分し節気に分けたもので、季節の目安とされています。

今年は2月19日から《雨水》となりますが、この季節が変化する時期に合わせて、精油を活用し心も身体も整えてみませんか?

冬の終わりを告げるこの時期には、まだまだ寒さが残ります。風も冷たく寒い日にはシナモンやブラックペッパー、ジンジャーのスパイス系にクラリセージやイランイランなどの甘い香りのブレンドが心身を温めてくれます。

温かい陽射しで春の訪れを感じた日には、柑橘系の精油で気分をあげていきましょう。
レモン、オレンジ、グレープフルーツ等の精油は、その甘酸っぱい香りで心を明るくし、新しい季節への期待感を高めます。
贅沢ですが、ローズやジャスミン、そしてミモザの精油を柑橘系にブレンドすると、春先取りの幸せが味わえるでしょう。

寒暖差や気圧の変化により自律神経も乱れがちになります。
暖かい日には思いっきり陽の光を浴び、寒い日には無理をせず早めに眠りにつく等、ストレスを溜めず自律神経を整えるのにも精油は最適です。
深い眠りに導くラベンダー、カモミール、サンダルウッド等リラクゼーションをもたらす精油がお勧めですよ。

精油を用いて冬から春への移り変わりを心から楽しみ、心身を整え穏やかに過ごしましょう。

後半は2月の和風月名「如月」のお話しとアロマサシェ(香り袋)の作り方をご紹介します。

●【次回】 2月後半公開予定  #かおる暮らし 09/ 春へと移り変わる季節 [後編]

アロマセラピスト 赤平薫

赤平 薫 Akahira Kaoru
・英国ITEC認定 アロマセラピスト
・英国ITEC認定 ホリスティックセラピスト
イベントでのセミナーの講師
また 現在犬の食事療法インストラクター師範としても活動中

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