#かおる暮らし 05 / 今年のハロウィンは… [前編]
本来のハロウィンとは?
10月のイベントと言えばハロウィンですね。
今では、仮装やトリック・オア・トリート、ジャック・オ・ランタンなどで知られる楽しいイベントとなっていますが、ハロウィンの起源は古代ケルト民族の宗教儀式のひとつ「サフィン祭」で、秋の収穫を祝い、新たな年の始まりを祝うという意味合いを持っていました。
ケルトの暦では、10月31日は1年の終わりの日で、日本のお盆のように故人の魂が家族の元に帰ってくる日。
しかし、同時に悪い霊もやってくるとされ、魔除けの焚き火や仮面を被り、悪い霊を追い払うための儀式を行ったそう。
今年はそんな本来のハロウィンをより深く感じるために、精油を用いてみませんか?
というのも、精油は、古くから神聖な儀式や瞑想、リラクゼーションに利用されてきたのです。
中でもフランキンセンスやミルラは、浄化や瞑想に適した精油で、古代から宗教儀式に用いられています。
現代でもヨーロッパの教会ではミサの時に使われているそうです。
これらの精油は神経の興奮を鎮め、呼吸を深くし、心を静かに集中させてくれます。
抗菌効果も高く、儀式等で人が多く集まる場所で用いる事で、病が流行らないようにするという目的もあったようです。
心地よい香りに包まれながら、キャンドルの灯りを眺めてみましょう。
遠い昔、祖先たちが行っていたであろう儀式に思いを馳せ、自分自身と向き合う時間は、心の浄化とリフレッシュにつながります。
オレンジやシナモンの精油は、暖かみのある香りで、ポジティブなエネルギーをもたらします。
これらを用いて家族の絆を感じ、ハートフルな時間を過ごすのも素敵です。
精油の力を借りて、古のハロウィンに思いを馳せ、先祖や家族への感謝と愛を深く感じる1日にしませんか?
ハロウィンの夜がただの仮装イベントでなく、心の豊かさを感じる特別な夜となりますように。
コラム後半ではハロウィンのアロマキャンドルの作り方を紹介します。
●【次回】 10月末公開予定 #かおる暮らし 05/ 今年のハロウィンは… [後編]
赤平 薫 Akahira Kaoru
・英国ITEC認定 アロマセラピスト
・英国ITEC認定 ホリスティックセラピスト
イベントでのセミナーの講師
また 現在犬の食事療法インストラクター師範としても活動中